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水野の製品

当社は職人の町三条で昭和12年より操業を始めました。初代水野善夫は鉋の修業を積み独立。創業当時は替刃式鉋の裏刃の製造をしておりました。

電動工具の普及で鉋の需要が減ってくると、少量ですが生産していた斧、鉞へとシフトしていきます。
当時は農業や林業、家庭では風呂のお湯を沸かすための薪割りなど、作業のための道具として使われてきました。
現代では作業はもちろんのこと、薪ストーブ、アウトドアでの焚火、ブッシュクラフトなど、趣味を楽しむものへと変わってきています。

当社の製品も昔ながらの伝統的なものから、現代のスタイルに合わせたものまで幅広い品揃えとなりました。
ぜひお好みのアイテムを見つけ、楽しい薪割りライフをお送りください。

「水野」の特徴

技術

当社の商品は一丁ずつ丁寧に造っています。
大量生産では出せない切れ味、趣のある商品で、幅広いユーザーにご満足いただけるよう心がけています。

品質

当社の斧、鉞は金属部分、木柄、刃当にいたるまで、ものづくりの聖地三条の職人による手造りです。
また、木柄の素材は国内でも最高級とされる北関東の樫を使用しています。寒暖の差の激しい地域でゆっくり育った樫は、密度が高く非常に丈夫で薪割の柄に最適です。

メンテナンス

当社の商品はメンテナンスも行います。
斧、鉞は刃砥や柄の交換、掴箸は合わせやがたつきの修正など、お気軽にお問い合わせください。

みづ乃[鉞・馬斧・木割・アックス・タガネ各種]

東京一光[板金用掴箸]

斧の溝について

伝統的な斧の刃には、左に3本、右に4本の筋が刻まれています。
これは、危険な山仕事の最中、事故に遭わないように八百万(やおよろず)の神々と共に在る、という信仰から刻まれたものです。

斧の溝の説明

A.伊弉諾尊(いざなきのみこと)
天神の命を受けて、伊弉冉尊(いざなみのみこと)と共に初めて我が国土を経営し、諸神を生んで山海、草木を分掌したという男神。
天照皇大神・素戔嗚尊(すさのおのみこと)の父神。
B.伊弉冉尊(いざなみのみこと)
伊弉諾尊(いざなきのみこと)の配偶女神。
C.天照皇大神(あまてらすおおのかみ)
伊弉諾尊(いざなきのみこと)の女、高天原の主神。
D.猿田彦大神(さるたひこのおおかみ)
国の神の一つ、瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)降臨の際、天のやちまたについてじ邪眼を似て神々を恐れさせたが、天鈿女命(あめのうずめのみこと)に制せられ、天孫の先頭に立ち、後伊勢国五十鈴川上に鎮座した。容貌魁偉で身長七尺余りと伝えられる。
E.豊受大神(とようけのおおかみ)
伊弉諾尊の孫。
和久産巣日神(わくむすびのかみ)の子。五穀をつかさどる神。
F.春日大神(かすがのおおかみ)
春日権現:春日神社の祭神。藤原氏の氏神。
興福寺の鎮守。
G.八幡大神(はちまんのおおかみ)
八幡神(はちまんじん)。八幡宮の祭神。
応神天皇を主座とし、弓矢の神。

伝統工芸士について

1974年(昭和49年)に誕生した制度で、その産地固有の伝統工芸の保存、技術、技法の県産に努力し、その技を後世に伝える責務を負う、伝統法の規定に基づく国家資格です。